
生涯健康な歯を残すための
口腔の健康外来
生涯健康な口腔環境を維持するために、歯は重要です。
歯を失う原因となるむし歯や歯周病をはじめとした口腔トラブルに対応し、出来るだけ削らず抜かず、抜髄しない治療で80歳で20本の天然歯を保てるように目指します。
治療後に疾患の再発やトラブルが起こらないように治療が完了してからも口腔管理を行います。
数十年後も歯を維持するために
口腔環境を正常に整える
10年後、20年後も口腔環境が正常に機能し、良い状態を保てるように
歯の構造と疾患の特性を理解したアプローチで口腔環境の維持に努めます。

歯・歯周組織・口腔環境を
正常に保つ治療アプローチが重要
歯は歯肉から見えている「歯冠部」と歯肉から下の「歯根部」でできています。この構造から、歯を長く維持するためには、見えている歯だけではなく、歯を歯根から支える歯肉や歯槽骨を含む歯周組織もケアが重要だとわかります。歯、歯周組織を正常に守るため、細菌が少なく清潔な口腔環境の維持が求められます。
歯の二大疾患を知る
歯を失う原因の90%以上を占めると言われているのが歯の二大疾患と言われる「むし歯」と「歯周病」です。疾患の特性を理解した予防や治療が大切です。

歯に穴が開いてしまう疾患
口腔内の糖分を餌に繁殖したミュータンス菌などのむし歯の原因菌が酸を放出し、歯のカルシウムを溶かして穴を空けてしまう病気です。最初は表面のエナメル質を溶かしますが、進行すると象牙質や歯髄にまで進行してしまいます。

横スクロールで確認いただけます。

歯周組織が壊されてしまう病気
細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の間(歯周ポケット)の清掃が行き届かないことで細菌が繁殖して感染します。症状が重くなると、歯を支える歯槽骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。

横スクロールで確認いただけます。
口腔環境を整える治療
口腔環境を正常に維持するために、歯の二大疾患を中心にさまざまな口腔トラブルの改善のために治療アプローチを行なっています。

むし歯治療
歯の修復と再発のサイクルを
考えた治療と経過観察
むし歯は治療した後に再発するリスクの高い病気です。一度治療した後、補修した部分と歯との隙間から再発を起こすことが多く、再発と修復を繰り返し、最終的に抜歯のリスクがあります。
むし歯は治療後の口腔管理により、再発を防ぐ処置を行うことが重要です。
むし歯の除去
むし歯の感染部分を取り残さないように取り除くことで治療します。健康な歯をできるだけ残せるように、拡大鏡を使用して治療を行います。
根管治療
むし歯が神経や血管のある歯髄にまで進行した場合には、神経を取り除いて洗浄、ほてつ治療を行います。
歯の修復(ほてつ治療)
疾患の状態、ご要望を伺って決定した修復物で削った部分を補います。
できるだけ歯との隙間を作らないように治療していきます。
ほてつ治療の種類

インレー
インレーとは詰め物のことでむし歯の感染部分を除去したら、型取りをして、詰め物を製作します。その後、セメントで合着して完了です。

クラウン
被せ物です。根管治療を行った場合にはコアと呼ばれる土台をセットしてから。そうでなければ削った歯の上から製作したクラウンをセメントで合着します。

歯周病治療
口腔環境を正常に維持し
全身を疾患から守る口腔管理
口腔内で繁殖した歯周病菌は、歯周組織を溶かし、歯を失うリスクを伴いますが、それだけでなく、感染部分から血液にまで細菌が流れることで全身の病気へ影響を及ぼします。
口腔内の歯周病菌を減らすことにより、お口の中から全身の健康を守ります。
歯科と二人三脚で
口腔内の細菌をコントロール
歯周病はその進行度によって、治療が異なりますが、口腔内の細菌の繁殖を抑えるためのメンテナンスによる口腔管理が治療の中心です。重度の場合や経過観察で回復が見られない場合には、歯茎を切開し歯槽骨に付着した汚れやダメージを受けた歯肉などを除去するフラップ手術を行います。

横スクロールで確認いただけます。