2026.04 10
花粉症の季節になると、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状に悩まされる方が増えます。
これらの症状は日常生活の質を下げるだけでなく、実はお口の健康にも影響を及ぼすことがあります。
今回は、花粉症と口腔内トラブルの関係、そして見逃されやすい歯性上顎洞炎についてご紹介します。
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花粉症で鼻づまりが続くと、無意識のうちに口呼吸になりがちです。口呼吸になると、お口の中が乾燥しやすくなり、唾液の分泌も低下します。唾液には細菌の増殖を抑えたり、汚れを洗い流す働きがありますが、その作用が弱まることで、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、乾燥した口腔内は細菌が繁殖しやすく、口臭の悪化にもつながります。
「花粉症だから仕方ない」と思っている鼻づまりの中には、実は歯が原因となっているケースもあります。特に、片側だけ症状が続く場合や、頬の違和感を伴う場合は「歯性上顎洞炎」の可能性があります。これは、上の奥歯のむし歯や歯周病が原因で、上顎洞に炎症が広がる疾患で、耳鼻科の治療だけでは改善しないこともあります。
歯性上顎洞炎は、通常のレントゲンでは発見が難しいことがあります。歯科用CTを用いることで、歯や骨、上顎洞の状態を立体的に確認でき、原因の特定に大きく役立ちます。適切な診断を行うことで、無駄のない治療と早期改善につながります。
花粉症の時期は、口腔内トラブルが起こりやすいタイミングでもあります。自覚症状が少ないまま進行するむし歯や歯周病を防ぐためにも、定期的な歯科検診が重要です。気になる症状がある場合はもちろん、症状がなくてもチェックを受けることで、トラブルの早期発見・早期対応が可能になります。
花粉症による鼻づまりや口呼吸は、お口の乾燥や細菌の増殖を招き、さまざまな口腔トラブルの原因となります。また、鼻づまりの背景に歯性上顎洞炎が隠れている可能性もあります。気になる症状がある場合は放置せず、早めに歯科医院での診察や定期検診を受けるようにしましょう。
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