2026.04 20
お子さんが学校から「歯科検診の結果」を持ち帰ってきたものの、記号の意味が分からず戸惑った経験はありませんか?また、「異常なしだったから歯医者には行かなくて大丈夫」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、学校検診はあくまで短時間で行う“ふるい分け”の検査です。実は、その結果だけで安心してしまうのは少し注意が必要です。今回は、検診結果の正しい見方と、結果に関わらず歯科医院を受診する大切さについてご紹介します。
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学校検診の結果は主に「異常なし」「経過観察」「要受診」の3つに分けられます。加えて、用紙にはいくつかの記号が記載されていることがあります。例えば「/」は異常なしを意味し、「〇」はすでに治療済みの歯を示します。「✖」は注意が必要な乳歯で、永久歯への影響が懸念される場合に使われます。また「CO」や「GO」は初期のむし歯や軽度の歯肉炎の可能性がある“要観察”のサインです。「C」や「G」はむし歯や歯肉炎が疑われ、早めの受診が必要な状態を示しています。これらの記号の意味を正しく理解することで、お子さんのお口の状態をより適切に把握することができます。
学校検診は、あくまで異常の可能性があるかどうかを見つける「スクリーニング検査」です。基本的には肉眼での確認が中心であり、レントゲン撮影などの精密検査は行われません。そのため、歯と歯の間にできた初期むし歯など、見えにくい部分の異常は見逃される可能性があります。また、短時間で多くのお子さんを診る必要があるため、確定診断までは行われません。特に乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、歯の形や並びが複雑で汚れも残りやすく、むし歯リスクが高まる時期です。だからこそ、歯科医院での精密なチェックが重要になります。
検診結果が「異常なし」であっても、それは「現時点で大きな問題が見つからなかった」という意味に過ぎません。初期のむし歯や歯ぐきのトラブルは、学校検診では見つけきれないこともあります。そうした見えないリスクを防ぐためにも、3〜4ヶ月に1回の定期検診とクリーニングを受けることをおすすめします。当院では、精密な検査機器を用いた診断に加え、お子さんが安心して通える環境づくりにも力を入れています。キッズルームも完備しておりますので、「歯医者=怖い場所」と感じているお子さんでも、楽しく通っていただけます。
学校歯科検診は、お子さんのお口の健康を見直す大切なきっかけです。しかし、それだけで十分とは言えません。結果の内容に関わらず、将来の健康な歯を守るためには歯科医院での定期的なチェックが欠かせません。検診結果を受け取ったら、「答え合わせ」のつもりでぜひ一度ご来院ください。
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